Cギアオフ乱数調整【孵化】-20110105再編集

孵化で高個体値ポケモンを生む場合の乱数調整です。
親からの個体値遺伝があること、変わらずのいしをもたせると性格が遺伝しやすい、など基礎的な内容は他サイトなどで調べてから行なってください。乱数以外の、そういった基本的な知識はある前提で記述していきます。

すべての乱数調整は「パラメータ」がわかっていないとできません。まだパラメータを求めていない場合はこちらの記事を読んでパラメータを求めてからこちらの記事の内容を行なってください。
また固定乱数の記事で検索条件など細かく書いています。そちらで細かく書いている点はこちらでは簡略化した説明で済ませたりしているので一読してくることを勧めます。
1)SSS4で検索をする

パラメータと時間、個体値のところの説明は省略します。言いたいことは固定乱数の時と変わりません。
個体値乱数列 は固定シンボルでは0〜0にしましたが孵化の時は7〜7とします。
理由はおじいさんから卵を受け取ったときに勝手に7消費されるからです。

性格値乱数列 は図のように60〜80くらいにしておくとめんどくさくないと思います。
なぜ0〜20にしないのか、といいますと「オフセット」というものがあるからです。

●オフセット●
ゲーム開始時に勝手に消費される性格値乱数列のこと。
孵化乱数のオフセットはおよそ45〜65程度。
オフセットはシードごとに決まっているため使うシードを変えるとオフセットも変わってしまう。

つまり開始時に既に45〜65くらい消費された状態でスタートするわけですから0〜20のところで目指す個体が出てきても、開始時に既にそこのポイントを通り過ぎているわけですから意味が無いですよね。
だから60〜80くらいで目指す個体が出てくるシードを探して、「開始時に自動消費される分(オフセット)+ペラップのおしゃべりで消費する分」で必要量消費することになります。

あとは「遺伝込みで検索」というところにチェックを入れて設定しましょう。

メタモン有り・無し は親にメタモンを使うかどうか です。
性格はふつう変わらずの石で親から遺伝させると思うので「変わらず」で。
親の先・後というのは4世代では預けた順に依存してましたが5世代では先=♂、後=♀ の親を表しています。
預けた順番は全く関係ありませんので注意。

先:♂親、後:♀親
ただし
メタモン+♂親ならばメタモンが♀親(後)となる。
メタモン+♀親ならばメタモンが♂親(先)となる。
メタモン+無性別親ならばメタモンが♀親(後)となる。

例では両方6Vの親を使う場合を想定していますが
「♀親の個体値が分からん…」 という時は適当にALL0とかにしておけばよいでしょう。

特性・性別は欲しい子供の特性と性別です。
性別は性別比によって異なります。
例のように ♂(1/2) だと「性別比1/2のポケモンを孵化した時♂になるもの」を検索できます。
性別比は乱数とは関係のない基本的知識なのでどこか他の所で学んできてください。

条件を入れたら検索をかけましょう。
おそらく一瞬でかなりの数のシードがヒットしますので即中断して大丈夫です。

2)結果の見方

両親が6Vとかならかなりの数がヒットすると思います。
どれを使ってもいいのですが遺伝箇所が3つすべて先または後で揃っているものがいいでしょう。
すべて「先」から遺伝する場合♂親だけ理想個体なら全部そちら側から遺伝するので♀親は0Vで構わないわけです。
まぁそれなら検索の時から片親だけ0Vとかにしとけばいいんでしょうが…まぁ細かいことはいいでしょう(

画像で下線を引いたようなシードがおすすめ、ということですね。
3つ揃ってるものの一部にしか引いてませんが。

では例として使うシードはなんとなくこいつにしましょう。

もう見方は分かるかもしれませんが…。
基礎個体値(遺伝前の個体値をこう呼ぶこととします)は V-1-V-0-22-25 となっています。
今回A以外の5Vで検索をかけたのに基礎個体値HBVだけですね。残りのCDSは親から遺伝するようになっています。
結果の後半部分にある「C-後,S-後,D-後」や「S-後,C-後,D-後」というのが遺伝箇所を指しています。

あっ、ちなみに画像の2つは同じシードで消費数が異なっていますね。
つまりこの起動時間ならば消費61でも64でも同じような個体が産まれてくるわけです。
性別値は異なりますがまぁいずれにせよ希望した♂となる個体です。

起動時間に関してはパラメータ算出時、固定シンボル時に言ったので大丈夫だと思いますが1秒前に起動してくだい。
理由は固定シンボルのページに書いてます。

3)bwseedlistでリストを出す。

bwseedlistというツールでこのシードにおけるリストを出します。
ここから入手してください。

初期シードのところには先ほどのresultの中にあったものをコピペします。(黄色の下線が引いてあった部分)
「変わらず」の部分は実際の孵化では変わらずの石を使うと思いますが今回は外します
なぜかというと最初に前述した「オフセット」を求める作業をするのですがそのときは変わらずの石を持たせないほうが楽だからです。
「最終結果のみを出力」にはチェックを入れてください。
これにチェックを入れると見やすいリストになります。
最後に「タマゴリスト」を押してリストを出します。


4)egglistの見方

説明するまでもないかもしれませんが…。
こんなかんじです。

それではオフセットを求めましょう。
前述したようにオフセットとしてゲーム開始時に性格値乱数が50程度自動的に消費されてしまうのでこのリストの50あたりの場所からスタートするのです。
なので実際に8消費しても出てくるのは図のような個体ではない、ということです。
(8消費して実際に出てくるのは オフセット数+8消費 の個体)

5)オフセットを特定する

ココからが本番です。
オフセット特定が孵化乱数で一番つまづきやすいポイントなので頑張りましょう。

何度も言いますがオフセットというのはゲームを開始したときに自動で消費される性格値乱数です。
これがわからないとリストのどの部分から見ていいのか分からないからまずはこれを調べるわけですね。

まず孵化乱数を行う手順をまとめます

●手持ちを乱数孵化用の手持ちにする。
 ほのおのからだ特性持ち、ペラップ(サクサク消費するためにできれば2体)
 
 特に理由もなく愛用している夢ポニータ

●親の準備をして預ける。
 今回はオフセットを特定するだけなのでなにも持たせないこと。
 親にはヨーテリーメタモンを使うといいです。(孵化が早い、性別比1:1、特性が2つある)

●外に出てタマゴが見つかるまで元気に走り回る。

★おじいさんに呼ばれたら小屋に入る。
 
 孵化ROMは「イカむすめ」なのです(

●小屋の入り口のところでレポートを書く。
 
 この場所

●電源を切って付け直し、乱数用の時間に変更。
 例だと2000/1/1、16時56分に変更するということ。

●電源を切って付け直し、目的の秒数でボタンを押す(起動)
 例だと(12-1)の11秒時点でボタンを押すことになる。

●もちろん黒画面までボタン触らない。
 ここまでに触ると失敗の原因になりますよ。

●もちろんCギアオフでスタート

●季節表示はボタン押して飛ばして大丈夫

●始まったら小屋から出ると同時に即メニューを開いてペラップで3回乱数消費。
 このときペラップの鳴き方を覚えてメモする。(音の高さをアバウトに。高音、中音(?)、低音、のように)
 大切なところなので下で詳しく説明します。

●消費が終わったらメニュー閉じると同時に爺さんの方向いて話しかける
 急いで話しかけないと外のNPCが動いて性格値乱数がズレる原因となる。
 外にいるモンメンチュリネ)の一を参考にすること。毎回この画像のあたりの位置まで話しかけるようにする。
 

●そのまま卵を受け取って走りまわる。以後★以下を繰り返す。
 ただし次のペラップ消費数は4、5と増やすこと。

このように★以下を繰り返して3〜5消費くらいまで産めば生まれた子供の性別・特性・性格からオフセットは特定できるでしょう。
(正直言うと3、4消費とかで十分だが慣れないうちは3〜5消費の3つ分くらいまで見ると確実。)

どういうことかといいますとたとえば例のリストで孵化した時、
3消費で ゆうかん、♀、特性1
4消費で がんばりや、♂、特性1
5消費で おくびょう、♂、特性1
が出てきたとします。
これをリストと照合すると

図のようにしてオフセットは52と特定することが出来ました。

また
・消費0〜3の個体ではなく、わざわざ3〜5の個体を調べる理由
ペラップの鳴き方をメモする理由
ですが、これはTimerズレが起こってしまったか、もしくは狙いのTimer0値を引けたか、の鑑別のためにこのように行います。
(Timerズレについてわかっていない人はかならずこちらの記事を読んで理解する。)

ペラップの鳴き方は初期シードで決まります。
Timerズレが起こった場合、起こらなかった場合(目的のTimer0値を引けた場合)では当然初期シードが別のものになりますね。
つまり、Timerズレが起こった、起こらなかった場合ではペラップの鳴き方が違うわけです。
実際にやってみるとわかりますが同じ時間に起動してもペラップの鳴き方パターンが2通りあることに気付けると思います。
それぞれの鳴き方パターンでの消費3〜5で実際に生まれた個体をメモして、それをegglistと照合することでどちらがTimerズレの鳴き方なのかが一目瞭然ですね。

図の例ではペラップの鳴き方が
低、低、中、高、中 のときのシードを1、
低、高、高、高、低 のときのシードを2
としてそれぞれのシードの消費3〜5で生まれる個体を調べています。

先ほど見たように1のシードの並び順は例のリストの55〜57に見られますね。
しかし2のシードの方のせっかち、いじっぱり、ようきの並び順は先程のリストには見られません。
(オフセットはだいたい45〜65ですのでこのあたりで探しましょう。)
つまりこのリストではない=初期シードが違う=Timerズレの起こった場合のシードである
というようにしてTimerズレの起こった時の鳴き方が特定できます。

6)オフセットを考慮したリストを出して実際に理想個体を生む

さて、大変だったと思いますがやっとこれでオフセットが例では52と特定できました。
それではbwseedlistを使ってオフセットを考慮したリストを出しましょう。

やりかたの2)を振り返ってみると理想値がでる消費は61と64でしたね。
オフセットが52だったのでこのリストでは9と12のところに目指す消費がありますね。
まぁ9も12も結局生まれるのは同じなので狙うのは9でいいでしょう。

あとはオフセットを求めた時と同じようにペラップの消費数を目的のところまで回数を増やすだけです。
例のとおりだと9回鳴かせればOKということですね。
このとき、せっかくTimerズレが起こってしまった時の鳴き方がわかっているのでTimerズレの鳴き方をした時は即リセットしてやり直しましょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上です。
Timerズレによってオフセットを求めるのが難しい所がありますが、きちんとペラップの鳴き方で分けることでTimerズレに惑わされることなくオフセットが求められます。